2017年10月22日 (日)

アナベル 死霊人形の誕生/Annabelle: Creation ネタバレ感想

アナベル 死霊人形の誕生、原題:Annabelle: Creation、2017年のアメリカ映画です。

監督はライト/オフのデヴィッド・F・サンドバーグ監督。死霊館(The Conjuring)シリーズのスピンオフ作品で、2014年の映画「アナベル 死霊館の人形(Annabelle)」の前日譚。

超常現象研究家のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が自身の博物館に収蔵し、月2回神父によって清められているというアナベルと名付けられたラガディ・アン人形が、いかにして呪われた人形になってしまったのかその誕生の秘密を描いた映画です。

サンドバーグ監督が、ジェームズ・ワン監督の死霊館でのオーソドックスなゴシックホラーの雰囲気を崩さず、ライト/オフで見せてくれた「暗闇の中に潜む何か」の恐怖を取り入れて、みごとに融合した怖い映画を作ってくれました。

impact

1945年、人形師のサミュエル・マリンズは妻のエスター、幼い娘のビーと幸せに暮らしていた。限定物の人形も完成し、仕事も順調。

教会に通う信心深いマリンズ一家。ある日、教会からの帰り道、タイヤがパンク。サミュエルがタイヤを交換している時、外したナットを取り落とし、道に転がったのをビーが拾おうとして後ろから来ていた車にはねられて命を落としてしまう。

12年後、マリンズ夫妻は自宅に6人の孤児の少女達を受け入れる。シスター・シャーロットに連れられた少女達。その中には足の不自由な少女ジャニス。姉妹のように仲の良いリンダがいた。

サミュエルは少女達に屋敷の2階を使うように言う。歩行が困難なジャニスのために1階を使わせて欲しいというシャーロットの申し出に、妻のために設置した階段の昇降機を使うよう使い方を説明する。まだ姿を見せな妻のエスターは1階で寝たきりのようだった。

広い4人部屋をナンシー、キャロル、ティアニー、ケイトが使い、ジャニスとリンダは作りかけの人形が置かれている2段ベッドのある部屋に。シスター・シャーロットの部屋には昇降機があり、扉が壊れ風が吹き込んでくる。2階にはもう1部屋、鍵のかかった部屋があった。サミュエルから、その部屋には入らないように言い渡される。

ナンシー達とリンダは早速敷地内を探検に出かける。足の不自由なジャニスは1人、窓からみんなが走って行く様子を寂しげに眺めていた。その時、背後から何者かが忍び寄る。気配に気がついた振り向くジャニスだが、何者かは消えていた。異様な気配にジャニスは怯え始める。

夜、食堂に集まって夕食を取っていると、ベルの音がする。寝たきりのエスターがサミュエルを呼ぶときの合図らしい。席を外すサミュエル。キャロルがこっそりエスターの部屋を窺うと、ベットから起き上がったエスターの姿が垣間見えた。エスターは仮面を付けていた。暗くてよく見えませんでした。

ベッドに入り、寝ようとしていたがなかなか寝付けないジャニス。と、ドアの下の隙間から「私を見つけて "Find me"」と書かれた紙が差し入れられた。それは生前、ビーが父親とかくれんぼをしていた時に書かれていたのと同じ物。そんなことを知る由もないジャニスは好奇心に駆られ、部屋を出る。立ち入ってはいけないと言い渡されていた部屋から「ここにいる "in here"」と書かれた紙が差し出された。そして、ドアの鍵が外れる。

ジャニスが部屋に入ると、そこは子ども部屋、死んだビーの部屋だった。ドールハウスのクローゼットから鍵が見つかる。部屋のクローゼットに鍵穴を見つけ、鍵を開け扉を開けた。中には、かつてサミュエルが作った限定品の人形が1体置かれていた。その不気味さに扉を閉めるが、勝手に扉が開いてしまう。鍵を掛けても開く扉。中には不気味な人形。ジャニスは人形に布を被せて部屋の探索を続ける。背後では、布をかけられたままの人形がすっと立ち上がった。窓辺に立ったジャニスが外にいたサミュエルにみつかり、急いで部屋を出ようと振り返ると、布をかけたままの人形が歩いて近づいてくる。布が落ちたが、そこにはなにもなかった。人形が置かれていたクローゼットの中には聖書らしき紙が一面に貼られ、十字架が掛けられていた。そして、人形が座っていた椅子は空になっていた。

キャロル達はこっそり見たエスターが仮面を被っていたことから不気味な存在として想像をめぐらしていた。ジャニスは約束を破った懺悔を兼ねて、シャーロットに相談するが、ここにを追い出されたら行き場がないこと、ここに住むためにはルールを守ることと諭される。そこにかくれんぼ中のリンダが現れ、お説教も懺悔も中断。

かくれんぼはリンダを追い払う口実のナンシー達は納屋を探検し、不気味な案山子を発見していた。隠れ場所を探していたリンダは階段の下に部屋があることを発見し、隠れる。しかし、小部屋の暗闇の中にあの人形を見つけ、それが暗闇の中に消えるのを見て悲鳴を上げて飛び出した。

昇降機の扉を修理してもらっていたシャーロット。サミュエルは飾ってあった写真を目にする。そこには4人のシスター達が映っていた。シャーロットがルーマニアに行ったときに親しくなった3人のシスター達。しかし、サミュエルは暗闇中にもう一人のシスターの姿を見つける。シャーロットにはその人物に覚えがなかった。この人こそラストに出てくるシスター・ヴァラクでしょう。

夜、ナンシーとキャロルはシーツを被り、こっそり怖い話をしていた。話しはエスターのこと。二人が想像をめぐらせ話していると、懐中電灯が消え、エスターのベルの音が聞こえ、部屋の中に何者かが現れる。ベルを鳴らしながら近づき、突然襲いかかってきた。悲鳴をあげると、ケイトが部屋の灯りをつけ、シャーロットとサミュエルが何事かと駆けつける。エスターが襲ってきたと訴えるが、彼女は寝たきりで歩けない。そして階下からはベルの音が。

次の日、サミュエルの留守中にエスターのベルがなり、シャーロットが部屋に入る。水が欲しいというエスターの頼みを聞き、そのままエスターの話しを聞く。ジャニスは部屋の外からこっそり話しを聞き、夫妻には幼くして亡くなった娘がいたことを知る。廊下の壁には幼い少女とあの人形が一緒に写っている写真が飾られていた。そしてエスターはキャロルが言ったとおり顔の半分を覆う仮面を被っていた。

夜、ジャニスが1人で部屋にいると、ビーの部屋から物音が聞こえる。部屋に入ると、レコードがかかっていた。レコードを止めると、リンダが部屋に入ってくる。ジャニスはこの部屋が夫妻の死んだ娘の部屋だと告げる。部屋のおもちゃで遊び始めたリンダ。部屋にはあの人形が戻っていた。正面を向いていた人形がリンダの方を見る。怯えて部屋を出るリンダ。ジャニスは一人残り、ビーの日記を見る。白紙のページをめくると、"Dear Diary. today I came home."と書かれていた。部屋の扉が閉まり、指人形がひとりでに動き始める。そして、窓の前にビーが現れる。「助けてくれる?」と言うビーに、ジャニスは「何がほしいの?」と尋ねる。突然、ビーが振り向いた。その顔は邪悪なものに変容し、「お前の魂だ!」と叫んだ。這って逃げるジャニス。ビーの部屋からは黒い靄が追いかけてくる。昇降機を使って逃げるが、途中で止まり、再び2階へと上がっていく。階段の上にはビーが待ち構えていた。昇降機が止まり、ジャニスは空中に引きずり込まれる。そして、高所から放り出され、階下に叩きつけられた。

落下の衝撃で歩けなくなったジャニスは車椅子を使うことになった。ジャニスはシャーロットにここにはなにか邪悪な物がいて、自分の魂を狙っている、ここを出たいと訴えるが、他に行くところがない。

サミュエルは十字架を作っていた。子供達をここに呼ぶべきじゃなかったと言うサミュエル。全ては終わったことだというエスター。12年間なにも起こらなかったと。

リンダはジャニスを元気づけ、互いのお気に入りの人形を交換する。しかし、1人部屋で寝るリンダの元にもなにかが現れた。

次の日、シャーロットはジャニスを外に連れ出す。日に当たらないとと。エスターが呼ぶベルの音がし、シャーロットがジャニスを残して屋敷に戻ると、突然ジャニスの車椅子を何者かが押し始める。ジャニスが振り返るがシスターの格好をしているものの、顔が逆光で見えない。そのまま、納屋に放り込まれてしまう。閉じ込められたジャニス。床下に隠れるが、突然目の前に現れたビーに襲いかかられ、口から黒い液体を注ぎ込まれる。

悲鳴に気づいたシャーロット達が納屋に駆け込むと、車椅子に座ったジャニスがなにごともなかったかのように、にこやかに出迎える。リンダはジャニスに違和感を覚えた。

一人怯えるリンダにサミュエルが話しかける。リンダが白いドレスの人形の話しをすると態度が一変。十字架を構え、屋敷の中に入り、食堂の椅子に座る人形を見つける。人形の前には「見つけた "Found you"」と書かれた紙が。そして、食堂の入口に車椅子のジャニスが現れる。立ち上がるジャニス。暗闇の中、ジャニスの姿は変貌し、目を光らせた異様な姿に。十字架を持ってサミュエルが近づくが、十字架を持つ指が一本一本あらぬ方に折り曲げられていく。買い物に出ていたシャーロット達が屋敷に戻ると、サミュエルは死んでいた。

サミュエルの亡骸が霊柩車で運ばれていく。見送る少女達。離れたところには人形を抱いたジャニスがいた。

人形が全ての元凶だと思ったリンダは、ジャニスが寝ている隙に人形を持ち出し、井戸に捨ててしまう。井戸の中を覗くと、暗闇の中から出てきた手がリンダを引きずり込もうとする。リンダが抜け出した事に気がついたシャーロットが助け出し、屋敷に戻るが、寝ていたジャニスが消え、井戸に捨てたはずの人形が置かれていた。シャーロットは人形を持ちエスターの元に行き、「何が起こっているのか」問いただす。

人形を見たエスターは激しく怯え、近づけないでと訴える。人形は悪魔だと。

娘を失った夫妻は、悲しみに邪悪な存在と、娘と再び会えるよう取引した。夫妻はビーの気配を感じる様になる。それが娘だと信じた夫妻は、ずっと一緒にいられるからと人形の中に入る許可を求められ、夫妻は許可した。それはさらに強くなり、ビーの姿を目にするようになった。愛する娘、ビー、アナベルを。やっとアナベルがビーの本名だと分かりました。夫妻は触れることが出来なくてもその存在に癒やされていた。しかし、すぐにそれがアナベルではないことに気がついた。エスターは十字架と聖書を持ちアナベルに近づく。アナベルの姿をした悪魔は正体を現し、その爪でエスターの顔半分をえぐった。エスターが仮面を取ると、無惨な姿になった顔半分が露わになる。悪魔はエスターの魂を奪おうとしていた。教会の助けでエスターの魂は救われたが、人形から悪魔を祓うことが出来ず、神の言葉を貼り巡らしたクローゼットに封印した。

その後、何もおこらなかったことから、悪魔は封じられていると思い、贖罪のためにジャニス達を招いた。しかし、それこそ悪魔の望んだことだった。

ジャニスを探すナンシー達。アナベルの部屋にいるジャニスを見つける。椅子から立ち上がり歩くジャニス。その手にはナイフが光る。

ジャニスに切りつけられ逃げてきたナンシー達は、シャーロットから警察に連絡するように言われ、電話で連絡した後、エスターを置いていけないと、様子を見に行く。部屋に入ると、ベッドの上には血しぶきがかかったマスクが置かれ、壁には下半身を引きちぎられたエスターが磔にされいてた。外のトラックに逃げ込むが、エンジンがかからない。途切れ途切れに光る車のライトの先には不気味な案山子が。ライトが明滅する中、徐々にこちらを向き、姿を消す。

シャーロットが隠れていたリンダとケイトを見つけ、逃がそうとしたが、戸口にジャニスが現れる。シャーロットは必死に祈りの言葉を唱えるが、体は宙に浮き、そのまま鏡に叩きつけられ意識を失う。部屋から逃げたリンダはシャーロットの部屋に隠れ、ケイトはナンシー達の元に。

ナンシー達は納屋に逃げ込もうとするが、先に入ったキャロルだけ閉じ込められてしまう。中にはあの案山子がいた。エスターと同じように上半身だけ磔にされて。斧を取ろうとするが刃が抜けず、持ち手の木の棒だけ手にするキャロル。納屋の電灯の電球が回り始め、一つ、また一つと灯りが消えていく中、案山子が動きだし、鉤爪の手が現れ、顔にかかった袋を引き裂く。そこから恐ろしい顔が現れる。最後の灯りが消えそうになり、脚立に登り、電球をはめ直す。ほっとして周りを伺っていると、黒い手が伸びてきて電球を握りつぶした。驚いて脚立から落ちるキャロル。天井には悪魔が張り付いていた。降りてくる悪魔から逃げ、小部屋に逃げ込むと、ナンシーが助けに現れる。

リンダは昇降機のロープを伝って下の部屋に降りる。そこはエスターの部屋。リンダが部屋に入り、懐中電灯で辺りを照らすと、磔にされていたエスターはおらず、這いずった跡がある。それをたどると、エスターの上半身があり、突然腕で這ってリンダに襲いかかってくる。リンダは昇降機に戻り、今度は上に登る。隙間から下を覗くと、ジャニスが登ってくる。昇降機にかかった手は人のものではなかった。悪魔が昇降機を引き下ろすことで上に向かうロープにつかまり、なんとか上階に戻ることが出来た。部屋の外に出ると、階段の下でジャニスがリンダの人形をナイフでめった刺しにしていた。階段を上ってくるジャニス。リンダはアナベルの部屋のクローゼットに隠れるが見つかってしまう。

「見つけた」そう言ってリンダを組み伏せ、ナイフで刺そうとした時、呪いの人形を持ったシャーロットが現れる。「許して」、そう言ってジャニスと人形をクローゼットに閉じ込めた。屋敷の中ではポルターガイスト現象が起こり、2人は外へ。納屋から逃げ出したキャロル達と合流する。屋敷は一斉に電灯が吹き飛び、静かになる。

警察が屋敷の中に入り、クローゼットを開けると、壁には穴が開き、クローゼットの中には人形だけが残されていた。教会により屋敷も人形も清められ、人形は警察の手にゆだねられた。少女達はバスに乗り、この地を離れる。

とある孤児院。養子を求めるヒギンズ夫妻が訪れる。夫妻が引き合わされたのは、ジャニスだった。ジャニスはアナベルと名のり、夫妻から人形を贈られる。これ!これこそ、オリジナルのラガディ・アン人形。オリジナルとまったく同じ。

アナベルはヒギンズ夫妻の養子となり、12年後、ヒギンズ夫妻を殺害。ジョンとミア夫妻が巻き込まれる「アナベル 死霊館の人形 Annabelle」に続く。

エンドロールが終わり、1952年のルーマニアの教会。暗闇の中から不気味なシスターが姿を現す。

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サンドバーグ監督の「ライト/オフ」でも見せてくれた、光と闇のをうまく使った映像が秀逸です。

映画を見た後、アナベルにまつわる逸話をおさらいしてみたのですが、第一作や死霊館との繋がりでもちょっと違うんじゃないのみたいなとこがあって、ちょっと悩んでました。

アナベルと呼ばれる人形には、アナベル・ヒギンズという幼くして死んだ少女の霊が憑いているとのことでしたが、実際に憑いているのはこの作品によればアナベル・マリンズ。まあ、どっちにしても憑いていたのは少女の霊ではなく、人の魂を狙っている邪悪な存在、悪魔ということなので、悪魔が人をたばかるために適当に言ったということなんでしょう。

前作で、両親を殺害し、赤ん坊の血を流し、悪魔を呼ぶ儀式を行ったという部分も、ジャニス改めアナベル自身が中身は悪魔なので、意味が分からなくなりました。近親者の血というのも、アナベルが養女なら全く意味が無いし。封印されて、力を失った人形に、パワーを充電するためなのか、はたまた再び悪魔を取り憑かせるためだったのか。

たまたまアンティーク人形を蒐集していたミアがヒギンズ夫妻の隣に住んでいて、アナベル人形を手に入れたとかあまりにできすぎていて…、とか考えちゃいけないですね。

で、結局面白ければいいかと、気にしないことに。

ラストでジャニスに渡されるラガディ・アン人形。本物のアナベル人形そっくりでした。こういうちょっとした演出もファンにはうれしい限りです。

ラストや本編中にも出てきた、不気味なシスターは、「死霊館 エンフィールド事件」にも出てきましたが、2018年にアメリカで公開される予定の"The Nun"に出てくるヴァラクと呼ばれる悪魔のシスターらしいです。こちらも楽しみです。

2017年9月 4日 (月)

新感染 ファイナル・エクスプレス/TRAIN TO BUSAN ネタバレ感想

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待ちに待った日本での劇場公開。早速見てきました。なかなか評判が良いようなのでうれしいです。

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検問を通る一台の車。車には消毒が行われる。バイオ団地で事故があったらしい。検問を過ぎ、道を走っていると何かを轢いてしまう。鹿だった。そのまま放置し車は走り去る。死んだはずの鹿は異様な動きをしながら立ち上がる。目は白く濁っていた。

ファンドマネージャーのソグは、仕事にかまけ家族を顧みず、妻とは別居。母親に一人娘のスアンを任せていた。スアンの授業参観にも行かず、母親が撮影したスアンが授業で歌う姿を見るが、スアンは途中、歌うのをやめてしまう。明日はスアンの誕生日。ソグは部下から子どもの喜びそうなプレゼントをレクチャーしてもらい、忘れていないよとばかりにゲーム機をプレゼントする。しかし、スアンの顔には失望の色。視線の先には同じゲーム機が置かれていた。子どもの日にもらったと言うスアン。それじゃあ何が欲しいと聞くと、プサンにいる母親の所に行きたいという。一人でも行くというスアン。仕方なく、ソグはスアンをプサンに連れて行くことにする。

午後から仕事に出るため、早朝、まだ暗い中、ソグとスアンが駅に向かう。スアンのことはなんでも知ってるとばかりに、学校で何故最後まで歌を歌わなかったか問うが、スアンは応えない。ソグは始めたことは最後までやり遂げるようにと諭した。その時、消防車が何台も前を横切る。ビルでは火災が起きていた。ソウルの町では何かが起こっていた。

ソウル発プサン行きの特急列車に乗り込むソグとスアン。列車にはサンファと妊娠中の妻ソンギョン夫婦、野球部員の高校生ヨングクとチアリーダーのジニ、インギルとジョンギルの老姉妹、どこぞの会社のCOOのヨンソクが乗っていた。

列車の出発間際、怪我をした女性が走り込んできた。そして、駅のホームがなにやら騒がしい。スアンがぼんやり窓の外を眺めていると、ホームの駅員に人が襲いかかってきた。驚いたスアンだが、ソグが寝ていたため、言葉を掛けることが出来なかった。

トイレに不審者がいるとの乗客からの訴えに、乗務員がトイレを調べる。スアンも興味を持ち様子を見に行くと、トイレの中にはホームレスの男が座り込んでいた。男は「みんな死んだ」と呟き、何かに怯えていた。車内のテレビではソウルで暴動が起きていることを伝えていた。

女性乗務員が連結部で出発間際に乗り込んできた女が倒れて苦しんでいるのを発見する。乗務員はチーフに連絡しようとするが、異様な姿で起き上がった女は呻り声をあげ、襲いかかってきた。女性乗務員は首筋を咬まれ、女を背負ったまま、客室に入る。そこにはヨングクたち、高校生の野球チームが乗っていた車輛だった。女は乗務員を離し、乗客に襲いかかってくる。咬まれた乗務員も感染し、乗客を襲い始める。車内はパニックになり、乗客が我先にと別な車輛に逃げ出した。

スアンを探していたソグの目の前でも、次々人が襲われていく。そして襲われた人もすぐに感染し襲いかかってくる。ソグはスアンを見つけ、抱えて逃げ出す。あっという間に数を増やした感染者達が雪崩を打って追いかけてくる。

ソンギョンがトイレから出てくるのを待っていたサンファの所にも感染者が現れる。ソグはサンファが感染者と争っている横を通り抜け先に進む。やっと感染者のいない車輛に辿りついたが、ソンギョンとサンファがドアに辿りつく前にソグはドアを閉めてしまう。屈強なサンファは感染者を倒し、自力でドアを開け入ってきた。

閉じられたドアの向こうには大量の感染者。ドアの開け方を知らない感染者達にはドアは開けられない。刺激しないよう、ソンギョンがドアに水をかけ新聞紙で目隠しをする。目標を失った感染者達はおとなしくなった。

サンファはドアを閉めたソグに詰め寄るが、ソグは、危なかったのはおまえたちだけじゃないと自分を正当化し謝りもしない。

管制室からの指示で次の駅を通過すると運転手から放送がある。ソグに母親から電話がかかってくる。背後は騒々しい。息も絶え絶えな様子で、ソグとスアンの身を案じ、電話は切れる。

通過駅では、助けを求めるホームの人々に次々に感染者達が襲いかかっていた。ニュースでは、主要都市で暴動が発生し多数の負傷者がでて緊急災害警報が発令されていたと報道され、投稿された動画でも人々が次々襲われていく様子が映し出されていた。ここのヘリコプターからバラバラと落ちてくる感染者達が、落下してからもすぐ起き上がり襲いかかってくるシーンは見応えあります。

スアンは母親との電話が繋がらず不安になる。ソグが連結部の椅子に座るように言うが、スアンは通りがかった老姉妹の姉のインギルに席を譲った。そんなスアンにソグは「非常時だから席は譲らなくていい。自分のことだけを考えろ」と叱るが、スアンは納得していない様子。

運転手から、次のデジョン駅で事態の制圧に軍が乗り込んでくるので全員降りるようにと放送があった。しかし、デジョンも安全ではない様子。ソグはスアンを残し、こっそり電話をかけにいく。一人になったスアンにサンファが話しかける。ソグは父親かと聞き、職業がファンドマネージャーと知り、「悪徳商売。人の血を吸い取る奴らだ」と吐き捨てる。スアンは、みんなそう言ってるからともう慣れっこな様子。ソンギョンがスアンにお腹の子に触らせて場を和ませた。

ソグは、顧客の軍人に連絡し、テジョンの様子を聞くが、到着次第隔離されると言われる。自分と娘だけ助けてくれるように頼み、救助を依頼した。

テジョン駅に着き、感染していない乗客は皆列車を降りる。中央出口に向かう人々から離れ、ソグはスアンを連れ、別の出口に向かう。スアンはなぜ自分達だけと躊躇する。その時、ソグの電話を聞いていたホームレスの男が一緒に逃げると付いてきた。隔離されると知ったスアンは皆に知らせると言うがソグに止められる。そんなソグに、スアンは「パパは自分のことばっかり。だからママは出て行った」と泣きながら訴える。

サンファ達乗客は下りエスカレーターで中央出口に向かうが、様子がおかしい。駅前に待機していた軍人達は皆感染していて、一斉に降りてくる乗客に襲いかかってきた。別の出口に向かったソグにも助けを求めた軍人から、部下と連絡が取れないと電話がくる。そちの出口からも感染した軍人達がなだれ込んでくる。すぐにスアンの元に戻るが、感染者がスアンのすぐ側まで迫ってきていた。間一髪、サンファとソンギョンがスアンを助け出してくれた。サンファと野球部の部員達がガラス戸を閉じる。駅の構内は感染者達が逃げ遅れた乗客を襲い、さながら地獄絵図。ソグも感染者に襲われていたが、ホームレスに助けられ、サンファが開けたドアに向かう。と同時にさらに大勢感染者達が駅になだれ込んでくる。

ホームでも、うっかり開けてしまった扉から列車に乗っていた感染者達が出てきた。さらには列車の上の通路の窓が割れ、感染者達がバラバラと落ちてくる。ホームにも感染者は落ちてきて、ソンギョンとスアンは、倒れたインギルを助け、ジニはジョンギルを連れそれぞれ反対方向に逃げる。ソンギョン達が逃げ込んだ扉には後からホームレスの男も乗り込んできた。

まだヨングクは来ていない。ジニは待つように言うが、無視され、列車は出発してしまう。

感染者の数が勝り、ガラス戸は割れ、感染者がなだれ込む。野球部員とソグ達がホームに出るが感染者に襲われ、ヨングク以外の野球部員は全滅。ヨングクとソグが列車に飛び乗り、ソグが伸ばした手にサンファが捕まって列車に乗り込んだ。いろんな人に助けられ、スアンに責められ、ソグにも人を助ようとする気持ちが芽生えてきたみたいです。

プサンに向かう列車。ソンギョン達の側には感染者がいた。音を立てないようトイレに逃げ込むが、運悪く、姿を見られてしまい、感染者が押し寄せてくる。ヨングクはジニに電話をかける。そしてサンファのもとにもソンギョンから助けを求める電話があった。13号車のトイレにいる、助けてと。彼らがいるのは9号車。そこに辿りつくまでには大勢の感染者達がいる。そこまで行って助けて帰ってこられるのか?

最初に動いたのはヨングクだった。15号車にジニがいる。転がっている荷物の中からテープを取りだし、手に巻きつける。サンファやソグもガムテープを腕に巻き、突破するための準備を整えた。サンファ、ソグ、ヨングクの順で感染者の中に飛び込んだ。ここ、見せ場です。狭い列車の中での戦いにから目を離せませんでした。とにかくサンファが強い。素手で立ち向かっていきます。オヤジなのにかっこよすぎ。

なんとか1輌突破したが、次の車輛にはヨングクのチームメイト達が乗っていた車輛だった。今は感染者だがついさっきまでは仲間だっだ。ヨングクは手を出せない。そんなヨングクを気遣ったサンファはヨングクを後ろに下がらせる。2人が窮地に立たされているのを見てヨングクがやっと戦う決心をしたとき、列車はトンネルに入った。突然動きを止める感染者達。背後でボールが落ちる音に反応し一斉に後ろに走り出した。その隙に3人は車輛を抜け出した。感染者はトンネルに入ったら動きを止めた。暗闇では目標を見失い、音に反応する。ソグはスマホの着信音を使い、トンネル内で感染者を誘導、車輛を抜け、ソンギョンやスアンのいるトイレに辿りつく。今度は総勢7人で15号車を目指す。トンネルをうまく利用することにした。ヨングクがジニにそちらに向かっているとメールし、ジニは喜ぶが、ヨンソクが感染していない保証はない、彼らを入れられないと他の乗客達を扇動する。

トンネルの暗闇の中、荷物置きの棚を這って進み、車輛を抜ける。ホームレスの男が足を滑らせ落ちてしまい、ソグが助けに行くが、トンネルを抜けてしまった。とっさに席に隠れたが、感染者が側まで迫ってきている。走り出ようとしたが、音を立ててしまい、感染者に気づかれてしまう。扉に走り込み、サンファが扉を閉めるが感染者が挟まってしまう。急いで15号車に向かうが、15号車の扉はヨンソクに扇動された乗客達が扉を開かないよう細工していた。感染者達は扉に押し寄せ、ソグとサンファが守るも、サンファが感染者に咬まれてしまう。そしてやっとヨングクがバットで15号車の扉のガラスをたたき割った。しかし、もう一つ扉が残っていた。すぐにヨンソクが閉めようとするがヨングクが腕を差し入れる。他の乗客もヨンソクに手を貸す。ジニと、姉が扉の向こうにいる事に気がついたジョンギルが助けようとするが、女2人の力で敵うわけもない。

サンファが守っていた扉もヒビが入りいまにも割れそうになっていた。サンファはソグにソンギョンを頼み、1人残って扉を守った。サンファは「子どもの名前はソユンだ」と叫ぶ。同時にガラスが割れ、感染者がなだれ込む。サンファは意識を失いそうになりながらもその身を盾にして感染者を阻んだ。泣いた。ほんと、最後までかっこよかったよ、この人。

ソグが加わり、やっとドアが開いた。スアンとソンギョンを助け出したが、インギルが逃げ遅れ、襲われてしまう。扉を閉め、ソグはヨンソクに殴りかかる。しかしヨンソクはソグが感染していると言い、乗客達もヨンソクに同調し逃げ込んできたソグ達を連結部に追い出す。ジニもヨングクと一緒に出て行く。乗客達は今度は連結部の扉が開かないよう紐で縛り付ける。

自分達のことしか考えない乗客達に愛想を尽かしたのか、ジョンギルはガラス戸の向こうにいる感染したインギルに話しかけ、扉を開けてしまう。あっという間に感染者がなだれ込み、乗客達に襲いかかった。ソグ達は曇り硝子越しになすすべもなく、その様子を見ているしか出来なかった。自分で自分の首を絞めてしまいました。気持ちはわかるけど。

しばしの静寂の中、ソグはスアンの小さな手を握り、絶対ママの所に連れて行くからと約束する。スアンはパパは怖くないのと尋ねる。ソグは正直に怖いと答えた。スアンは、さっきはパパにもう会えないかと思ってすごく怖かった。あの歌もパパに聞いてもらいたくてたくさん練習した。だから歌えなかった。パパが来なかったから。そう告白し、ずっと一緒にいてと懇願する。

1人トイレで妻に連絡するが、電話は繋がらない。そこに部下のキムから電話がかかってくる。プサンは防衛に成功したこと、そして、この騒動の原因が自分達が投資した会社が原因だったことを告げられる。

突然列車が止まる。列車が脱線し、線路が塞がれていた。運転手から、救助隊を待つか別の車輛を使ってプサンに行くしかない。使える車輛で左端の線路で待機します、と放送があった。トイレに逃げ込んでいたヨンソクと乗務員もその放送を聞いていた。悪運強すぎ。ソグ達は列車を降り、左端の線路に向かった。ヨンソクは乗務員を囮にして1人逃げだした。それを追って感染者達も飛び出してくる。

感染者を満載した列車の間を、抜け道を探して移動していた時、炎上した機関車が突っ込んでくる。列車は横倒しになり、ソグとスアン、ソンギョンとホームレスが列車の間の隙間に閉じ込められてしまう。難を逃れたヨングクとジニは車輛を通り抜けようとするが反対側のドアが開かない。ヨングクが窓をたたき割ろうとしている時、ヨンソクが乗り込んできて、追いかけてきた感染者にジニを投げつけた。ジニは咬まれてしまう。ヨンソクは窓を割り、1人逃げ出す。ヨングクは感染したジニを抱きしめ、ジニはヨングクに襲いかかった。若い2人、助かりませんでした。ここも泣きました。

ソグが目を覚ますとスアンが泣いて縋っていた。列車と列車の僅かな隙間、すぐ目の前には感染者が溢れる列車の窓が迫っていた。

運転手が機関車で待機していると、ヨンソクが走ってくる。背後からは感染者が追ってきていた。転んだヨンソクを見かねた運転者は救出に向かうが、またもやヨンソクによって感染者の盾にされる。ヨンソクは、運転手が襲われている間に機関車に乗り込んだ。

ソグは列車の下の隙間から這い出るが、障害物が落ちてきて隙間が塞がれてしまう。窓が割れ、感染者達が落ちてきた。ホームレスの男が盾になりスアン達を守る。ソグも障害物を取り除き、スアンとソンギョンも脱出。急いで列車から離れるが、感染者達が追ってくる。機関車に乗り込むが、感染者達も機関車に取りつき続々と追ってくる。ソグが蹴りつけ、感染者の手が離れ、やっと感染者達を振り切ることが出来た。

操縦室に向かうと、そこには感染したヨンソクがいた。ヨンソクは助けを求めてくるが、すぐに発症し襲いかかってきた。ソグは鎖に自らを固定し、ヨンソクと共に線路に身を投げる。ヨンソクは放り出され、ソグは機関車に戻った。しかし、手には咬み跡が。ヨンソクに咬まれていた。操縦室にスアンとソンギョンを座らせ、必要な時にブレーキを引くようにソンギョンに伝える。そして、スアンにソンギョンと一緒にいるように言い、一緒にいてと泣いて縋るスアンの手を振りほどき、1人外に出た。感染の兆候が現れ、ソグはスアンが生まれ、初めて抱いたときのことを思い出す。幸せな思い出を胸に抱き、微笑みながら線路に身を投げた。操縦室では、泣き叫ぶスアンをソンギョンが抱きとめていた。まさかこの人まで死ぬとは思ってなかったので、スアンと一緒に泣きました。

プサンの手前、トンネルの前にはバリケードが築かれ、感染者の死体が転がっている。機関車を止め、車外に降りる2人。バリケードを抜け、トンネルの中に入る。トンネルの反対側には銃を構えた軍が待ち構えていた。2人を発見したが、感染の有無が分からず、射殺命令が下る。引き金を引こうとしたその時、歌声がトンネルに響く。スアンだった。泣きながらソグに聞かせるはずだったあの歌を歌っていた。生存が確認され、救援隊がスアン達のもとに向かう。これまでの流れて、この2人も殺されるのかと思ってドキドキしました。生存確認があの歌だなんて………号泣です。

impact

見たのは2回目でしたが、スクリーンで見ると迫力が違う。ストーリーは分かってたけど、やっぱり泣きました。最後まで一瞬たりとも気の抜けない緊迫感。3Dでも4DXでもないけど、映画を見たと言うより体感したというような感じの映画でした。息もつかせぬ怒濤の勢いの展開、ただのバイオレンスだけではなく、生き残った者達の人間模様もしっかりと描かれていて、ハラハラドキドキしっぱなし。

仕事ばかりで、母親も出て行ってしまう。誕生日のプレゼントは前にもらった物と被る、自分のことしか考えてない。そんなソグですが、スアンはやっぱりパパが好きで、パパの為に一生懸命練習した歌もパパが来てくれなかったから歌えない。感染したソグが自分を置いて出て行こうとするのを泣いて止めるスアンの小さな手がとても悲しく愛おしく感じられました。ラスト、自分を守る為に死んでいったパパを想い、聞かせられなかった歌を歌うスアン。ベタだけど、見事な演出でした。

自分勝手なソグ。始めは自分とスアンのことしか考えず、他の人間は容赦なく切り捨てる、ヨンソクと同じような卑劣な人間でした。スマホには、妻の名前は「スアンのママ」と登録し、妻を妻としてではなく、スアンの母親としてしかみておらず、一緒に食事も取っていなかった様子。出て行かれて当たり前。それでも、スアンの涙ながらに訴え。いまにも感染者に襲われそうだったスアンを助けてくれたサンファとソンギョン。ホームレスにまで助けられ、そして、逃げてくるソグを一旦閉めた扉を開けて助け入れてくれたサンファ。ほんとに短い時間でしたが、それだけのことが立て続けに起こり、ソグにも人のことを考える気持ちが芽生え、列車に乗り遅れたサンファの為に手を差しだしました。最初は多分見下していただろうサンファですが、妻のため、他人のために力を尽し、時には場を和ませる、そんな姿をソグに見せつけ、共に戦う同士となり、自然サンファに感化されていったのでしょう。悪い見本はヨンソクが全部引き受けてくれました。主役はソグなのですが、私にはサンファの方がより心に残りました。とにかくかっこいいし。

感染者、ゾンビの恐怖。人間のエゴ。家族や初々しい若いカップルの愛。そういう必須テーマがきちんと描かれていた作品でした。出来ればメインの6人は生き残って欲しかった。でもそこは韓国映画。主要メンバーは次々死んでいきます。ついには主役まで。それでも後味が悪くない。よく考えられたゾンビ愛に溢れた映画だったと思います。

感染者達の動きがコミカルでもあるのですが、展開が速すぎて、笑えるどころではないです。正直、あんな勢いで襲われたら、逃げられない。こんなゾンビには出会いたくない。勝てる気がしない。最後まで座席にしっかり背中を押しつけて緊張して見ていられる、久々の傑作ゾンビ映画でした。

この映画の前日譚となるアニメ作品「ソウル・ステーション パンデミック」/Seoul Station。9月30日に公開予定です。同じヨン・サンホ監督の作品です。こちらも気になります。日本でブルーレイを発売するときは、こちらも込みで出して欲しいです。

2017年9月 1日 (金)

新感染 ファイナル・エクスプレス/TRAIN TO BUSAN 感想

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以前、「釜山行き」でアップした感想です。

釜山行き/TRAIN TO BUSAN/부산행 感想(ネタバレ無し…多分)

とりあえず、参考までに。

2017年8月26日 (土)

セル/Cell ネタバレ感想

Cell

セル、原題:Cell、2016年のアメリカ映画です。スティーヴン・キングが2006年に発表した小説をキング自ら脚本を担当し映画化した作品のようです。キングが脚本。悪い予感しかしない…。

スティーヴン・キングの作品は初期のころは大好きで、"Salem's Lot(呪われた町 )"、"The Shining" 、"It"ホラーではありませんが、別ペンネームのリチャード・バックマン名義で書かれた"The Long Walk(死のロングウォーク)"、その他短編集とか読んでいたのですが、"Pet Sematary(ペット・セマタリー)"あたりから、読み進めるうちに精神に異常をきたしそうになってきたので、それ以降はあまり読まなくなってしまいました。そして、彼の作品を原作とした映画は数多いのですが、時にはいい作品もありますが、残念な出来の作品も多いです。特にキング自身が関わるとあまりいいことはないような…。今作はどうでしょうか。

コミック作家のクレイは、ボストンの空港から別居中の妻と息子へ電話をかけるが、携帯のバッテリーがなくなり、通話の途中で電話が切れてしまう。その瞬間、空港内で電話をしていた人びとが次々と暴れだし、空港はパニック状態と化す。なんとか地下鉄へと逃げ込んだクレイは、車掌のトムらの協力のもと、暴徒化した人びとの攻撃から身を守りながら、妻と息子が住むニューハンプシャーを目指す。

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コミック作家のクレイは、ボストンの空港に到着し、別居中の妻シャロンと息子のジョニーに携帯で連絡。自分の作品が大きな契約を取れたことを伝える。会いに行きたいクレイだったが、別れて1年、気持ちの整理がつかないシャロンから拒絶される。一方ジョニーは大人の事情など関係なく、電話で会いたい、帰ってきてと告げる。携帯の電池が切れ、やむなく、公衆電話からシャロンにかけ直すが、周囲の様子がおかしくなる。携帯を使っていた人々が、突然苦しみ出し、凶暴化し、他人を襲ったり、自ら壁に頭を打ち付けたり、空港はパニック状態になる。あげく、飛行中の飛行機が突っ込んでくる。クレイは間一髪地下鉄に逃げ込んだが、空港は爆発で火の海になっていた。

地下に逃げこむと、正常な人々が数人地下鉄の中に逃げ込んでいた。地下鉄の運転手サムから、地下鉄が故障し動かないこと、地下水が溢れここは水没することを告げられ、サムと、賛同した若者マイクと線路を歩いて地下から脱出しようとする。途中発症者達に襲われ、あっなくマイクは死亡。サムとクレイは、はしごを登り地上に脱出する。

一旦クレイのアパートに避難すると、上の階に住む少女アリスが、母親を殺したと逃げ込んできた。3人は行動をともにすることに。クレイの部屋の中には彼の書いた不気味な絵が貼られていて、その中に赤いフードを被った男の絵もあった。クレイが書いていた「闇夜の旅人」という作品で、終末を予言するというキャラクターだった。

クレイ達はシャロンとジョニーがいるケントポンドに向かって出発する。外では発症者達が群れを作って行動していた。空港では発症者同士襲いあったりしていたのに、群れになり、互いを襲うことはなくなっていた。しかし、発症していない人間は襲ってくる。隙を窺いながら移動していたクレイ達の静止を無視し群れに突っ込んでいったバイクの2人は、襲われ、引き裂かれてしまう。

歩いて移動する3人。銃所持の警告を出していた家に侵入し、武器を調達。外に出ると、犬を抱いた少年を発見する。一見普通に見える少年。声をかけると、斧を持ち呻り声を上げながら襲ってきた。すかさず射殺するが、そこかしこから次々と発症者達が現れ、逃げるクレイ達を追ってきた。彼らはこれまでと違い、群れを作らず、武器を持っていた。川岸に追い詰められたクレイ達は、ボート下に隠れてやり過ごす。発症者達は目標を見失いボートの周りに立っていたが、日が沈むと、一斉に大きく口を開いて、パルス音を発し、おとなしくなってその場を立ち去り群れに戻った。

なぜ、あんなに早く自分達を見つけることができたのか、サムが疑問に思うが、クレイはテレパシーで殺した少年の目を通して自分達を見たのだろうと考える。あの「パルス」が彼らを1つにしたのだろうと。

発症者達が夜には動かなくなることから、移動は夜間。先に進むと、音楽が聞こえてきた。そこはガイデン・アカデミー。クレイ達を迎えてくれたのは、校長と寄宿生のジョーダン。とても友好的で、宿泊所を提供してくれると言う。宿舎に向かうため、グラウンドに出ると、おびただしい数の発症者達がスマホから同じ音楽を流し、眠っていた。驚くことに、彼らの口からも音楽が聞こえてくる。

校長は、彼らが急速に進化していると話す。ハチや蟻のように群れのために行動し、競争心や身勝手さは皆無。人類が進化した姿なのかも知れない。地球上の全人類が巨大有機体の一部となり、資源の枯渇や紛争もないと。なぜ夜彼らは目を開けて音楽を聞いているのか。それは再起動をしているから。SF好きのジョーダンはソフトウェア更新中の状態だと言う。校長は、もし彼らが音楽に耳を傾けず、闇を恐れなくなったどうなるかと続けた。今は彼らとの戦争状態。戦時中は敵を殺害するものだといい、グラウンドの発症者達をガソリンで焼き殺す事を提案してきた。

芝生用の散水器でガソリンを撒き、火を放つ。作戦は成功し、発症者達は炎に包まれる。しかし、ガソリンタンク車にも引火してしまい、爆発が起き、校長が巻き込まれて死んでしまう。炎は燃えさかり、クレイ達は怒りの感情を感じ取った。

ジョーダンを連れ、ケントポンドに向かう途中、ドライブインで休息を取るが、全員が同じ男が出てくる悪夢を見てしまう。赤いフードを被った男。クレイの書いた絵の男だった。

ドライブインを出ると、サムとアリスの携帯に非通知で電話がかかってくる。誰かに監視されているような気味悪さを感じながらも、一行は先に進む。

看板に"KASHWAK=NO-FO"と書かれた店に辿りつく。中にはオーナーとバーテンダー、そしてサリーの3人の男女がいた。「カシュワク」の意味を聞くと、メイン州の非法人地域で、パルスを逃れた者の避難所だと言う。彼らも明日そこに向かうと言う。

店で夜を過ごすが、夜中目を覚ましたサリーが扉の所で耳を澄ますと、表情が強張ってくる。気がついたクレイが近づくと、店内には何人もの発症者が立っていた。彼らが一斉に襲いかかってくる。サリーも彼らの一員となり、捕えられたバーテンダーの耳元で口からパルス音を出し、彼の体にも異変が起きる。襲われていたサムを助けたアリスは背後からサリーにバットで殴られ、命を落とす。

襲撃は夜行われた。奴らは殺しをやめ、仲間を増やし始めていた。口からパルスを出して…。もう携帯は必要なくなった。

3人はキャンプ場で、レイと妊婦のデニースに出会う。デニースから、カシュワクには携帯の中継塔が建ち、圏外地域というのは嘘で、行ったら奴らの餌食になると教えられる。レイは奴らを殺してから「ネットの大統領」と呼ばれている赤いフードの男を夢に見るようになったと話す。彼が指令を出し、他の奴らを操っている。彼さえ倒せばと言うが、事は簡単ではない。奴らはこちらが寝ている間に考えを読むのだと言う。レイは6日間寝ていなかった。

群れが近づくのを察知するため、「炭鉱のカナリア」と称し、発症したデニースの兄を拘束し、利用していた。群れが近くを通ると騒ぎ出すので分かるという。突然、デニースの兄がしゃべり出す。「帰ってくる 会いたいよ」と。クレイはジョニーだと確信し、頭の覆いを取ってしまう。すかさずサムが撃ち殺すが、奴らに見られてしまった。クレイ達はレイの車でその場を離れる。

レイは車の運転中に様子がおかしくなり、車を止め、外に出て行ってしまう。クレイが追うと、奴らが頭に入ってくると言い、「バトンを渡す」と、携帯を渡される。「時が来たらかけろ、旅が終わる時、見誤るな」と言い残し、首に巻いた爆弾を爆破させる。

家族の住む家に着いたクレイ。中に入ると、ジョニーからの「ママは奴らになった。カシュワクに行くから来て」というメッセージを見つける。屋根裏を調べると、赤いフードの男が襲ってきた。トムが銃で撃つと、赤いフードの男の姿はなく、倒れていたのはシャロンだった。

レイの車には大量の爆薬が積まれ、その威力は1街区を吹き飛ばすほどのものだった。クレイはジョニーを探すために、一人、レイの車でカシュワクに向かう。

カシュワクでは、電波塔の周りをぐるぐる回り続ける発症者達がいた。無反応の彼らの間を抜け電波塔に近づくと、そこには赤いフードの男が立っていた。クレイはアクセルを踏み込み、男を撥ね飛ばし、倒れた男を何度も銃で撃った。

「パパ」と呼ぶジョニーの声が聞こえる。ふと気がつくと、ジョニーが立っていた。抱きしめるクレイ。発症者達が叫び始める。倒したはずの赤いフードの男も立っていた。そして、ジョニーも奴らと同様に口を開けてパルス音を発していた。クレイはレイの携帯のボタンを押す。車は爆発し、クレイもろとも一帯を爆風が覆う。

線路を歩いているクレイとジョニー。木には、ジョーダンが残していった目印が。二人は皆に合流するため、歩きづける。

暗転。発症者達がただ歩き続けている。その中にはクレイの姿もあった。

impact

携帯を通じて別ななにかに変化していった人々をなんと表現していいか悩みましたが、とりあえず「発症者」と書きました。言い表現が思いつかなかったので、
ご了承下さい。

オープニングが飛行場だったので、同じくキングの「ランゴリアーズ」みたいな映画かと思ったら全く違いました。

主役のクレイ。映画では家族思いのように描かれていましたが、なにもかもが嫌になって勝手に家を出たけど、プライド高しで帰りたくても帰れず、成功するまで逃げてた。あまりにもいい加減すぎ。奥さんに今更と思われてもしょうがないですね。

この作品で、キングが意識していた事は「観客に答えを委ねる」という事だったととか。そのためなのか、ウィリアムズ監督が「観客がこの映画について議論するだろう」とか言っているようなので、最初から答えを出す気がなかったようです。こういう映画の作り方は正直好きではありません。前にも書いたかもしれませんが、悩むために映画を見るのではなく、楽しむために見るのですから、スッキリしないエンディングは嫌いです。たとえ、「ミスト」のような限りなく鬱になるようなエンディングでも、結末があるだけまだましです。

クレイが爆弾で自分もろとも赤いフードの男を爆破する、ある意味妥当なエンディング。ジョニーを見つけてサム達を追うハッピーエンド。クレイも発症者になってしまうバッドエンド。なぜ、こういう作り方をしたのか理解出来ません。どれか一つにして、DVD化された時におまけで収録すれば良かったのに。

根本的な疑問はエンディングではなく、赤いフードの男の存在。なぜ突然携帯を通じて人がおかしくなったかは置いといて、赤いフードの男が夢に現れること、それもクレイが書いた絵を目にしていない人達までも夢に見る。クレイがその中心にいることはあきらか。視点はクレイにありました。クレイと別れたサム達のその後は全く描かれていません。結局、ただ単にクレイの頭の中の作品を見せられていただけということなのかもしれません。全てが、それともどこからか、クレイの夢か幻だったんでしょう。そうとしか私には説明できませんでした。3番目のエンディング、あれがトゥルーエンドなのかもしれません。

そういうおかしな点が出てくるまでは面白かったです。テンポも良く、ゾンビを思わせる発症者達も勢いがあるし、謎もどう解明されるんだろうかと期待感もありました。中盤を過ぎて、今度はテンポが速すぎて、話しが進みすぎ、出てくる人達はどんどん死んでく、赤いフードの男の謎は全く解明されずに観客は置いてけぼり。あげく、煙に巻くようなエンディング。途中まで面白かっただけに、とても残念です。

途中、あっけなく死んでしまいましたが、とってもきれいな顔立ちのアリス。見覚えがあると思ったら、「エスター」ちゃんでした。あの映画の時からきれいな子だなと思っていましたが、あの時12歳だったとは、今更驚いてます。最後まで生き残って欲しかった。クレイにしてみたらジョニーの代わりにジョーダンがいるからもう必要なくなってしまったと言うことなんでしょうか。

原作は読んでいないのですが、かなりの長編のようなので、もっといろいろドロドロした人間関係とかありそうです。キングの長編を読む気力がなさそうなので多分読まないとは思いますが、結末は気になるので立ち読みしてしまうかもしれません。

2017年8月14日 (月)

怨霊映像32 深篇 ネタバレ感想

32

怨霊映像32 深篇、2017年6月の作品です。

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公園彼女

投稿者が公園で彼女を撮影した映像。

公園で猫探していると、彼女の足を掴もうとする白い腕と、真っ白な子どもの頭部が現れる。

この公園の近くに一家全員が首を吊って無理心中した家があるという。

手は子どもの手っぽくないです。子どもの顔の苦しそうな表情と、首を吊ったということらしく、首が長いのがいい感じでした。心中した一家の霊なら、何故こんな所にあらわれたのでしょう。家にいればいいのに。何がしたかったんだろう?

騒音

投稿者が越してきたばかりの部屋のポルターガイスト現象に悩む彼女の部屋を撮影した映像。

洗面所を撮影していると、電気が突然消え、浴室のバスタブの中に女性の姿が現れる。驚いた投稿者が倒れると、今度は目の前に顔が現れる。

不動産屋に聞くと、以前の住人が近くの駅で飛び込み自殺をしていた。

画面が暗いので、いるのはすぐ分かりますが、表情とかまでは分からず、怖さ的にはいまひとつでした。飛び込み自殺をしたのに、ごく普通の姿で現れるのが残念なところ。

歪むトンネル

投稿者が珍しいトンネルを撮影した時の映像。

トンネルの中間点で、入口と出口に2人の女性を立たせて撮影すると、片方の女性の背後に青白い顔をした女が映りこむ。そして、2人の女性の位置が変わってしまう。

このトンネルの近くにダムがあり、中年の女性が投身自殺をしたといわれていた。

背後に映る女性は顔が青白くて、ああいるなってだけで、怖さ的にはいまひとつ。入れ替わりは、カメラの動きが速くて、よく分かりません。言われてみれば、って感じでした。それにしても、このトンネル、何が珍しいんだろう?

コーンポタージュ

投稿者が大学の講義室で撮影した映像。

缶のコーンスープを飲んでいる女性を撮影。女性に近づくと、机の下に人頭が映りこむ

この講義室には真夜中に事故で亡くなった学生が一人で座っているという噂があった。

題名がコーンポタージュだったので、缶の中に目が見えるとか、そっちの方向かと思っていたので、机の下にはまったく注意が向いていませんでした。普段は座っているらしいのに、なんで今回は机の下。恥ずかしがり屋の霊なんでしょうか。

パッティングセンター

投稿者がバッティングセンターに彼女と行った時に撮影した映像。

バッティングを終えた彼女がヘルメットを脱ぐとき、背後に緑色の顔が現れる

彼女は子どもの頃から霊に取り憑かれやすい体質で過去に何度かお祓いをしてもらっていた。

頭から血を流し、彼女を見つめている顔は不気味でした。何故緑色? 取り憑かれやすい体質とか、難儀な体質で気の毒すぎる。

隠しカメラ

投稿者がある方法で入手した映像。

部屋に設置されているらしいカメラの映像で、画質も音声もかなり悪い。部屋には2人の女性がいて、何かを探している。一人の女性がカメラの前に立ち、どいた後、もう一人の女性が、意識が無いような状態で手を横に開き、体の中から黒い髪の女が蠢きながら這い出てくる。

専門家に見てもらったところ、女性に取り憑いていた霊で、女性から抜け出ようとしているところとのこと。

もう貞子にしか見えなくて…。テレビだけじゃなく、人の体の中からも出てくるなんて。パワーアップしましたね。

道に迷う

投稿者が地元の同窓会の帰り道、見知らぬ道に迷い込んだときの映像。

道に迷い、夜道を走っていると、トンネルに入る。助手席側のフロントガラスに手が現れる。助手席に座る女性の足に顔の様なものが映る。

後日、同じ場所に行ってみようとしたが、道は見つからなかった。

手はともかく、顔が怖い。見開いた目、一つ目? 狐か狸、あるいは妖怪に化かされたんでしょうか。

見知らぬ宿泊客

投稿者が民宿で撮影した映像。

民宿の階段を子どもが上っていくと、途中の窓に顔が現れる

この民宿は青木ヶ原樹海の近くにあり、部屋が広いわりに料金が安かった。

顔は、最初はただの白い顔でしたが、目のところが真っ黒になり、不気味さアップ。その後、だるまさんがころんだ、と言って顔を出す子どもの背後に、髪がぼさぼさの女が立っています。他にも、お母さんのコートの光があたっているところが人の顔の様に見えたりしてましたが、そちらははっきりしません。

ドライブのハズが

投稿者が夫婦でドライブに行った際に撮られた映像。

車のタイヤに藁人形が付けられているのに気がつく。藁人形には人の顔の写真がつけられていたが、投稿者には見覚えがない。投稿者が藁人形を取り外すと、貼り付けられていた写真の顔が血まみれに変わり、蠢いていたいた。この後、夫はずっと呪われたとつぶやき続けていた。

五寸釘でタイヤに打ち付けられてたみたいですがタイヤはパンクしないんでしょうか。変化した顔はぼけていて、なんとなく血まみれかなくらいは分かります。車の持ち主に対する恨みなのか、写真の人物へのうらみのとばっちりを受けてしまったのか、どっちなんでしょう。

内見

投稿者が数年前、家を内見したときに携帯電話のカメラで撮影した映像。

以前は住んでいた高齢者が亡くなり急に売り出された家。収納スペースを映すと、人の首が映り、こちらを見ているが、すぐに消えてしまう

暗くてよくわからないけど、血だまりの中に置かれた首のような感じ。もしかしたら、違う世界と繋がっていて、何かがちょうど出てこようとしていていたのかもしれません。髪の長い女性のようですが、上目遣いで睨んでいる感じがちょっと怖い。

出会い系

投稿者がとあるサイトで紹介してもらった女性を撮影した映像。

女性と合流し、ファーストフード店らしき店に入り、話しをていると、彼女がカメラで撮影しているか指摘してきたので、とりつくろうとカメラを動かすと、壁から顔のようなものが現れる

専門家に見てもらったところ、女性に取り憑いている生き霊とのこと。

目鼻口だけの透けた顔で、イケメンっぽいけど、白目をむいた感じでちょっと不気味。それよりなにより投稿者がキモかった。

逃げずにモーニングコール

ネット番組として、幼い少女が殺されたといわれる部屋で撮影した映像。

ごく普通の小学生の女の子の部屋にいる男女2人。男性が「カメラはスタッフが家の外から操作しているので、絶対触れないようにして下さい。一晩過ごしたあかつきには、××のレギュラーです。幸運を祈ります。なお、弁当や飲み物はご自由に。自己紹介をお願いします。」という指示書を読み上げる。

食事をし、緊張も解けたのか話しをしていると、突然電気が消える。カメラはナイトモード切り替わった。横になって寝ていたが、男性の方が起き上がり、ペットボトルを持ち、素振りを始める。カメラの前でペットボトルを構えると、右下に小学生が被るような帽子を被った顔が現れ、女性の頭の所に重なる。男性がそれに向かってペットボトルを振り下ろすと、女性が悲鳴をあげる。不気味な頭は左側に移動し、二人を見下ろしていた。

投稿者によると、この後すぐ、配信業者が倒産してしまい、この映像が配信されることはなかった。

よくわからない。企画自体、ドッキリなのか、それともよくある心霊スポットで一夜を過ごすというようなものなのかも分からない。少女が殺されたにしては部屋がきれいすぎる。

暇をもてあましペットボトルで素振りをしていたら、不気味な顔が現れたので、殴ったら女性の頭に当たってしまったって事なんでしょうけど、ちょっと挙動不審。憑かれていたという可能性もありそう。飛んでいる顔は、殺された少女の霊なんでしょうか。顔がミイラみたいで怖い。

怨霊映像シリーズ追跡ドキュメント
レッドアウト 赤い部屋#1

投稿者がとある心霊スポットで撮影した映像。

山の中のモーテルだったらしき廃墟。中はすっかり荒れ果てている。ある部屋の入ると、画面が真っ赤になる。部屋を出ると画面は元にもどる。前方でドアが勝手に閉まり、怖くなって廃墟を出るが、映っている男性の背後に歪んだ顔が現れる。男性は目がおかしくなり、見える物が全て真っ赤になってしまった。

投稿者に話しを聞くと、病院に行った友人は、目がおかしくなったのは貧血のせいではと言われる。戦闘機のパイロットなど、体に大きくG(加重)がかかった際に眼球に血液が集中し、視野が赤くなることがある。同様のことが、立ちくらみや貧血のときなどにも発症する。このような症状を「レッドアウト」という。友人は、その後見る夢がすべて赤く、鬱になり、実家に戻ってしまった。

その後、投稿者と共にC県Yホテルに向かった。 つづく

背後に映っていた霊の歪んだ顔が不気味でした。部屋が赤くなることや目がおかしくなることと関係あるんでしょうか。問題の廃墟は千葉県のとっても有名な心霊スポット廃ホテル。これまでもたくさん心霊映像が撮れてるし、テレビとかでもよく出てきてました。今回はどんな因縁話があるんでしょう。

怨霊劇場7 ドッペルゲンガー

隣に越してきた、まったく自分とは似ても似つかない変な女が、「あなた、私にそっくりですね」とか言ってきて、夜、ベランダからドッペルゲンガーは殺さないと、と襲ってくる。というような訳の分からないお話でした。

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「公園彼女」「道に迷う」「逃げずにモーニングコール」「レッドアウト 赤い部屋」が良かったかな。

今回はまあまあというところでしょう。私の怖さに対する感覚がは麻痺してるのかもしれません。先日見ていたテレビの心霊番組では大したことのないような映像にも、キャーキャー言ってましたから。

2017年8月12日 (土)

呪【ノロイエ】家 ネタバレ感想

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呪【ノロイエ】家、2017年8月の作品です。

投稿されてきた生素材の心霊映像を、ユーザーの五感に響く“恐怖の動画”にアップデートしたホラー・ドキュメント。“事故物件”“ワケアリ物件”に現れる霊障に特化した作品を収録

レンタル店でなんとなく借りてしまった1本でした。ちょっとは期待してたけど、見ている途中とんでもないこと発見をしてしまって、がっくりきてしまいました。

impact

黒衣の女

投稿者の男性が、かつて殺人事件が起きたとされるとある事故物件において撮影した映像。

マンションの階段を上り6階につくと、廊下の突き当たりに、いかにも怪しすぎる黒髪の黒い服を着た女性が膝を抱えて体を揺すっている。女が撮影している投稿者に気がついたので、慌てて階段の方に逃げようとすると、階段から女が現れ、消える。

管理会社によると、事件当時、被害者の女性の遺体は5階の共有廊下で発見された。事件後、各階の入居者から心霊現象の報告が多く、しばらくして空室が目立ち始めた。

目の前に現れた女の顔が、顔を傷つけられたのか、口が裂けたような感じが不気味でした。

悲鳴は聞こえない

投稿者が友人の家に泊まった際に撮影した映像。友人はこの物件に越してから、真夜中に鳴るチャイムの音に悩まされていた。

鳴り続けるチャイム。投稿者がドアを開けると、男が立っていて、「大丈夫ですか」と心配している様子。以前から悲鳴が聞こえて、その度訪ねてきていた。チャイムはこの男性が押していたらしい。男性は同じアパートの住人のようだが、投稿者も友人も悲鳴は聞こえていない。ドアと友人の方を交互に映していると、友人の背後の窓の所に女性の生首が浮いてている。投稿者は気がつかない。再度、友人を映すと、女は友人の背後に現れていた。

この部屋の家賃は相場通りで、重要事項の告知もなかったので事故物件ではないと思っていた。改めて不動産屋に確認すると、昨年末この部屋で女性入居者の自殺体が発見された。事件発生から友人が入居するまで、中間宿泊者が存在し、告知義務が解消されていた。

外にいるときは顔が露わだったのに、友人の背後に現れた時は神で顔が半分隠れていて、表情がよく読み取れないのが残念。されにしても、この話、聞いたことがあるような…。


心中の家

ルームロンダリングとは、心理的瑕疵物件、いわゆる事故物件に一定期間居住し、不動産業者の告知義務を解消させること。他殺や自殺、孤独死。様々な事情で入居者が亡くなった事故物件は、入居に際して、事前告知が義務づけられている。しかし、その告知義務は最初の入居者のみに限られている。そして、この世の中には、事故物件の最初の入居者になることで、告知義務の解消を請け負い、報酬を得る、ルームロンダリングを生業とする者が少なからず存在している。

この映像は、そういう仕事をしている女性暮木さんから送られてきた、賃貸一戸建ての事故物件における記録映像。3ヶ月間、この家に住むことになっていた。全居住者は夫婦と幼い娘の3人家族。○○年6月8日、夫が2階で眠っていた娘を包丁で刺殺。妻を素手で絞殺。自らも一階で首を吊って死亡、という無理心中だった。

初日、カメラを手に家の中を見て回る。家の中には前の住人が残していった家具や食器、電気製品などが残っていた。2階は子ども部屋。ここで妻と娘の遺体が発見された。リビングや寝ている部屋を撮影するた定点カメラを設置。

5日目、特に異常はない。家の周囲を撮影していると、不審な男が家を見ていた。心霊スポットを見に来たのか?

半月後、2階から物音が聞こえる。2階を見に行くが、特に異常は無い。しかし、すぐ横で階段を降りる音がする。寝ている時も2階から音がしていたので、定点カメラを2階に設置。うるさいくらいの物音が記録される。

30日目、夜中に物音が聞こえるが、それ以外は特に変わったことはない。定点カメラにも音しかとれていなかったので、カメラを1階に戻す。和室にカメラを設置していると、背後の押し入れが開く。夜中、和室の定点カメラは押し入れの襖が開き、中に横向きの顔が映る。

1ヶ月半後、最初の頃は物音がしていたが、最近は特に異常はないようだった。定点カメラには隣の部屋に女が立っているのが映っていた。

2ヶ月目、暮木はこの家にいるのは夫の霊で、自分には興味を持っていないと考えていた。後1ヶ月。物音がしたので2階をうかがうと、つけたはずのない電気がついている。2階の部屋でも、テープルの上のライトがついている。周りを映すと、扉のガラスに人影が映る。

72日目、また2階でバタバタと物音がしている。、定点カメラが動いて下を向き、人の足が映る。最近、また音がうるさくなり、夜も寝れなくなっていた。背後のガラス戸の向こう、女が立っている。

87日目、残り2日。この日、6月8日はこの家で事件が起こった日。暮木は音がうるさくて眠れずにかなり苛ついていた。その夜、2階への扉が勝手に開き、騒々しい音がする。2階を調べるが、音が止み、異常はない。突然、家の電気が消えた。ナイトモードのカメラには、娘のベッドのところに女がいるのが映る。娘を刺しているらしいのですが、よく見えませんでした。一旦電気がつくがすぐに消え、女が暮木を襲ってきた。

心中事件について調査したところ、無理心中の首謀者は夫ではなく、妻の可能性が高いとのことだった。妻が夫の不在中に幼い娘を殺害、帰宅した夫に凶器をむけたが、夫が正当防衛で絞殺。自責の念に駆られた夫も自殺。専門家の意見によると、映像に記録された事象の大半は妻の霊が起こしたものとのこと。

まあ、パラノーマル・アクティビティみたいな、地味な心霊現象の映るちょっと退屈な映像でした。前の住人の家具とか残ってて、子ども部屋のベッドには布団が敷いてあったり、生活感が生々しいわりに、掃除が行き届いていて、きれいな家に違和感。あんなことがあった後、後2日、住み続けたんでしょうか。

impact

内容は月並み。メインの「心中の家」が怪現象が少ない割に長すぎて途中で寝てしまいました。

私を脱力させたショックなネタバレ

















封印映像31を見終わって、これを見たのですが、心中の家の2階の子ども部屋が封印映像の「監視カメラ」の部屋とまったく同じ。家具まで同じで、絶句。ここまであからさまだとスルーする気にもなれなくて書いてしまったけど、ハウススタジオを使うなら、同じような撮影をしてなかったかくらいは調べて、被らないよう気をつかってほしかった。同じ月に発売される作品だからなおさら。どっちが先かとかはわからないけどね。ちまたにあふれる映像が全部本物だなんて思ってはいないけど、こうまであからさまに見せられると興醒めすぎる。

2017年8月11日 (金)

封印映像 31 監死カメラ ネタバレ感想

31

“真の恐怖”に迫るホラー映像を収めた「封印映像」シリーズ第31弾。2017年8月の作品です。

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あいのり

心霊物の動画を配信していた投稿者。友人と有名な心霊スポットや廃墟に行き、カメラで撮影していた。

車で心霊スポットに向かう投稿者達。その心霊スポットでは、橋を通る前にヘッドライトを消す、クラクションを3回鳴らす、ライトを点けて橋を渡る、橋の上では絶対に止まってはいけない、無事に橋を渡りきったら願いがかなう、失敗したら死者が眠りから覚めてしまうという噂があった。

ナビを設定していたが、目的地に近づくと道に迷ってしまった。数時間、迷いながら道を走り、すっかり暗くなったが、なんとか心霊スポットの橋に到着した。ノリノリで検証を開始する。ヘッドライトを消し、クラクションを3回鳴らし、ライトを点けて橋を渡る。絶対止まってはいけないのだが、なにかぶつかったような音がし、車に何かが引っかかり止まってしまう。投稿者が外に出て車の下を確認すると、顔に傷のある女の生首があり、こちらを向く。すぐに車を出してその場を離れ車を停めると、突然フロントガラスに白い液体の様な物が付着する。車を止め、投稿者が汚れを拭き取りに外に出るが、拭いても全く拭き取れない。それが手形に見えること、内側についていることに気がついた時、車の中に無数の手が現れ、手は車の外に飛び出してくる。

一人逃げた投稿者。友人に電話したが通じず、1時間ほどして戻ると、車に中に気絶した友人がいた。その日以来、友人は体調不良で、不眠症で悩んでいる。

投稿者が心霊スポットについて調べると、飛び降り自殺が多発し、見つかっていない死体もあるという。幽霊の目撃情報もあった。そして、何十年か前、不倫相手に女性が殺される事件があった。橋の近くで刃物で刺された女性が置き去りにされ、まだ息のあった女性が大通りに出てトラックにひき殺されてしまった。女性が轢かれた場所が友人が気を失っていた場所だった。

女性の生首は、まあびっくりはするけど、その後の手がぶわっと飛び出してくる方がインパクトがあった。怖いと言うより気持ち悪い。心霊スポットのお約束はわりと良く聞くような内容で目新しさはない。道に迷うのもありがち。女性が死んだのが大通りに出てからだったので、霊が出るなら、橋よりも大通りの方じゃないの?なぜ首だけ橋の方に出たんだろう?大通りの方で車に現れ、飛び出してきた無数の手。出てくるのなら逆じゃないの、と思いましたが、まあ、あっちの世界は人の常識なんて通用しないんでしょう。せっかくだから友人にも話しを聞いて欲しかった。

レシピブログ

オリジナルレシピを撮影し、自分のレシピブログに投稿していた投稿者。問題の動画は1年くらい前に撮ったもので、編集し直そうとしていた時に気がついた。

説明をしながら、料理を作っていく投稿者。料理が作りにくそうな服装が気になってしょうがない。袖に火がつきそう。投稿者の背後、壁に黒い影が現れ、徐々に人の姿になり、近づいてくる。

投稿者は最近体調が良くなく、首や肩が凝る。そして、腕は内出血していた。病院に行ったが、原因が分からない。体調が悪くなったのはあの映像を見てから。

スタッフは投稿者と同じマンションで起こった事件の記事を見つける。それは、原因が変わらない不審死。スタッフは近隣住民から、マンションで死体が見つかり、その様子が異様だったため、騒ぎになったという情報を得る。鼻や口、目や耳、全身のあらゆる穴から出血している状態で見つかったらしい。あまりに異様なのでウィルスのせいではと思われたが、解剖しても何も出ず、結局原因は分からなかった。

再度、投稿者に連絡し、取材で得た情報を伝えようと、家を訪ねると、容態はさらに悪化していた。投稿者はマンションでの不審死については知らなかった。

マンションの管理人は不審死について認めた。その部屋は投稿者の部屋の上の部屋だった。その後は何も起きていないとのこと。投稿者は引っ越しし、体調も回復してきている。

スタッフがマンションでの取材映像を確認していると、投稿者の背後の窓ガラスに、逆さまに人の姿が現れる。手で首元を押さえ苦しんでいる様にも見える。

全身のあらゆる穴から出血している死体!それってエボラとか危ないウイルスじゃないの!?かなりの危ない案件。絶対ニュースになって、死体が発見された時点で周辺の隔離とか行われるでしょうに。騒ぎになった程度の問題じゃないから。霊より、そっちの方が怖い。

現れた女性らしき霊、服装とかなんとなく投稿者に似ているような気がするんですが。袖に特徴があるので気になってしまいました。映像を見てから具合が悪くなったとのことでしたが、マンション自体に問題があって、シックハウス症候群とかで、ここにいると危ないよと警告するために現れた投稿者の生き霊とか、投稿者の姿を借りて現れた守護霊とか。

獣人の怨念

農業をやっている投稿者。獣害に悩まされ、対策として罠を仕掛け、そのメンテナンスの様子を撮影した。

罠を点検して回ったが、罠にかかった動物はいなかった。山奥に進み、同行者の一人が用を足しに先に行ってしまう。設置した罠が壊され、合流するはずだった仲間の姿もない。突然悲鳴が聞こえ、駆けつけると、先行していた仲間が血を流して倒れていた。指さす方を見ると、そこには、牙を生やした異様な生き物がいた。驚いて逃げ出すが、また一人、絶叫と共に暗闇の中に引きずり込まれた。一人逃げる投稿者。カメラをナイトモードに切替え、周辺を撮していると、暗闇の中、着物を着て四つん這いで這っている人影が映る。カメラを落とし、落ちたカメラは投稿者を映していた。ライトを消し岩陰に身を潜める投稿者。上の方から獣人が近寄ってくる。その時、ライトで照らされ、獣人は逃げて行く。別行動のメンバーが来てくれた。彼らと合流し山を降りる。いなくなった2人の捜索は翌日行われ、血を流していたメンバーは遺体で見つかった。全身のいろんな部分の肉を食いちぎられている異常な状態だった。もう一人は見つからず、未だ行方不明。

映像を見た近所の年寄りが、「獣人が出た」と騒ぎ出した。古くからの伝説のようで、神主を呼んでお祓いをしてもらった。

スタッフはある民俗学者に話しを聞く。人間と獣の特性を持った生物の伝説は世界各国に残っていて、狼男やケンタウロス、人魚やインドの像の神ガネーシャなども獣人伝説の一つと考えられる。ルーツをたどると、実際にあったエピソードから発生した話しもある。狂犬病から発生した獣人伝説。狂犬病の症状は、激しい錯乱や痙攣。発症者を山の奥に隔離するということもあったが、実際は山奥に置き去りにしてきたらしい。映像の場所では、昔狂犬病の流行があった。この地の獣人伝説は狂犬病患者から派生したものではないか。しかし、映っていたものが狂犬病患者とは考えにくい。狂犬病の致死率は100%。この地で狂犬病が流行したのが100年以上前とのことだった。

新種の生物?着物のようなものを着ていたので、もとは人だったと考えれば、山に置き去りにされた狂犬病患者の怨念が悪霊化したということなのかな。食いちぎられた痕の検査の結果を知りたかった。

山にはやっぱり得体の知れないモノがいるんですね。絶対行かない。

監死カメラ

盗撮動画が見られる海外のサイトで、自分の部屋の映像を見つけた投稿者の彼女。その映像をビデオカメラで録画した。

誰が撮影したのか分からない自分の部屋によく似ている部屋の動画。タイトルは853。カメラが置かれているだろう場所、押し入れの中を探したが、カメラのようなものは見つからなかった。3ヶ月後、また動画がアップされているのを見つけた。その時は彼女の部屋に投稿者もいた。発見したのは2017年3月9日。動画のタイトルは9222。今度は画質も鮮明で、前回とは違い、家具も置かれていて明らかに自分の部屋。動画サイトを開くとパソコンの調子が悪くなり、動画をダウンロードしようとしたが出来なかった。動画を見ていると、彼女が部屋に入ってきて電気をつける様子が映る。怯える彼女。カメラを探すが見つからない。その後、動画サイトは見れなくなってしまった。結局、誰がどうやってあの映像を撮っていたのかわからなかった。

その後、投稿者に、また盗撮映像を見つけたから来て欲しいと電話があった。タイトルは9328。動画の映像は、ついさっきの自分が映っていた。そして、今の映像が映り始める。動画にノイズが出て、彼女の背後から不気味な女が近づいてきた。振り返るがそこには誰もいない。しかし、動画では女が近づいてくる。カメラで部屋の中を撮し、再びモニターの方にカメラが向くと、顔面の崩れたような女が目の前にいた。彼女は部屋から逃げ出す。次の日、部屋に行ってみたが、変わったところはなかった。動画サイトはまた見られなくなってしまっていた。彼女はすぐに引っ越してしまい、隠しカメラがあったのか、誰が動画をアップしていたのかはわからなかった。後に彼女が調べたところ、あのアパートでは殺人事件があった。20代の女性が恋人に絞殺された。映像の女性は殺された女性の霊なのだろうか?大家さんに確認したが、どの部屋なのかはわからなかった。事件があったのが平成9年3月28日。最後の動画のタイトルは9328。それを知ってから彼女は情緒不安定になってしまった。現在、彼女がどうしているかは、別れてしまったのでわからないと言う。

タイトルと日付が関係しているなら、最初の動画は平成8年5月3日、次は平成9年2月22日、最後の動画が平成9年3月28日。意味が分からない。誰が撮影したのか、誰が動画をアップしたのか、映像の女は何者なのか、まったくわからない意味不明の映像でした。せめて、彼女の居場所を調べて話しを聞くくらいしてほしかった。

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良かったのは「あいのり」の手がぶわっと飛び出してくる映像だけでした。前回が良かっただけに残念です。取材も中途半端で、勢いがない。例のスタッフが出てきてイライラするよりましですが。

2017年8月 9日 (水)

ほんとにあった!呪いのビデオ 74 ネタバレ感想

74

ほんとにあった!呪いのビデオ 74、2017年8月の作品です。

夏の三部作、いよいよラストです。すっきり終わってくれればいいのですが…。

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山道

マウンテンパイクで山道を走行する様子をヘルメットに取り付けた小型カメラで撮影した映像。投稿者が山道を走っている時、突然バランスを崩し、顔面を強打、両足を打撲するという不幸な事故に見舞われた。

山道で強い力に押され転倒すると前方から四つん這いの黒い人影が這い寄ってくる。投稿者にも見えているようで、動けない投稿者が絶叫を上げ、投稿者の目の前まで迫り、投稿者をすり抜けていく。

投稿者は自力で近くの民家まで辿りつき、無事家に帰ることができた。あの場所の周辺にはいくつか有名な心霊スポットがあり、霊の目撃談が多数報告されていた。

現れた黒い人影は、ほんとに真っ黒で目鼻口もなく、ちょっとインパクト不足。でも、こちらが動けない状態でああいうのが這い寄ってくるというのは、本人にとってはかなりの恐怖だとは思います。山にはまだまだ訳の分からないものがいそうなので、立ち入りたくないですよ、ほんと。

積載車

インターネット上に配信するために撮影した映像。投稿者は車の運転業務を生業にしており、長距離運転中の居眠りを防止するために配信活動を始めた。

積載車に事故車を積み込み、目的地まで運んでいたが、到着し撮影を終了しようとすると、助手席に顔面の傷ついた不気味な人の姿が現れる。投稿者はすぐに車から逃げ出すが、戻ったときには姿はなかった。投稿者は、運転中積んでいた車の中からドアを開けようとする「ガチャガチャ」という激しい物音が聞こえるような気がして、何度も振り返っていた。会社の社長に連絡すると、車をそのままに、タクシーで帰宅するように言われる。次の日、大がかりなお祓いが行われた。会社の社長によると、20年前、事故車を運搬している最中に幽霊を見たと言う運転手が帰り道に事故で亡くなったということがあった。

最初は積まれた車に異変が起こるのかと思ってましたが、運転手の隣に現れるとは思わず、びっくり。顔面は損傷し、虚ろな表情で、色のない不気味な姿でした。

ドッキリ

とあるバラエティ番組の収録映像。投稿者は番組のAD。CS放送用に作成されたが、ある事情でお蔵入りになってしまった。

投稿者に話しを聞くと、タレントに、幽霊を使ったドッキリを仕掛けようとしていた。撮影時には気がつかなかったが、後で確認すると、マズい映像になり、お蔵入りになってしまった、とのこと。

部屋に一人でいるターゲットのタレント。ラップ音や、女性のうめき声で脅かし、照明を明滅させ、隣の部屋から白い着物の女性の霊を出現させ、タレントがパニックになる。幽霊役の女性の背後や部屋に何度も黒い人影が映りこむ。もう一台の隠しカメラには、幽霊役の女性が部屋から出てくるときに、背後に顔までわかる黒い女性らしき姿が映る。

ディレクターは辞めてしまい、業界から離れ、現在は行方不明。幽霊役の女優さんは朝から体調が悪かった。彼女の普段の仕事は葬儀屋で、撮影の前日にも葬儀の仕事があったとのこと。お蔵入りになったため、彼女はこの映像を見ていない。

収録現場には特に曰くはなく、幽霊役の女性にも確認したが、葬儀の仕事で何かあったと言うこともなく、手がかりはない。

メインのカメラの方の映像は黒い影だけなので、スローになるまで気がつかなかったし、怖くもない。隠しカメラの映像は表情があったので、影よりはまだまし。それにしても、脅かし役の幽霊、あまりにベタな姿で、タレントさんが驚きすぎな気がしました。葬儀社、関係あるの?

おくりもの 後編

由美ちゃんに襲われてから10日ほどして寒川が出勤してきた。状況を聞くと、由美ちゃんから口移しされ、その後気を失ってしまった。寝込んでいたとき、気持ち悪くなり嘔吐したが、それから回復しはじめた。吐瀉物の中に、虫がいた。由美ちゃんも同じような虫を吐いていた。由美ちゃんが吐いた虫は「寄生蜂」。寄生虫の中には宿主の脳神経を支配しコントロールする能力があるものもいるが、寄生蜂は人体に影響することはなく、体内に入り込んでもすぐに死んでしまう。悦子さんが茂さんにキスをし、寒川も由美ちゃんからキスされた。この虫が「おくりもの」なのか?

寒川は「母体をもらった」というような声が聞こえる夢を何度も見た。もしかしたら、虫を吐き出したことで助かったのか?宿主のような感じで体をもらったと考えたが、舞木が異議を唱える。寒川が処女だと言い、デリカシーないしなんかもうトンデモな人だ、それで母体をもらったというのはおかしいと言う。生み出せないのに「母体」というのはおかしい。もしかしたら、そのせいで乗っ取られなかったのかもしれない。

寒川が磯崎家に設置したカメラに気になる映像があると言う。由美ちゃんが薫さんに「お母さんじゃないのに。私の気持ちなんてわかんないでしょう」と言っている映像があった。このことを確認しようにも、舞木が薫さんに上司の近藤さんとの不倫について聞き、薫さんが激昂し、取材を拒否されてしまっていた。謝罪し、再度取材申し込みをしたが、受け入れてもらえなかった。

取材班は自殺映像の少女の友人から話しを聞く。同じ小学校に通っていたKさん。自殺した少女Rさんはいじめが原因で団地から飛び降り自殺をしてしまう。Rさんを集団での虐めを受けていた。映像を撮ったのはRさん本人。自殺した後にいじめた人達の携帯電話に動画を送りつけた。あの動画は、いじめた人達へのメッセージビデオ。しかし、自殺したRさんが死んだ後に動画を送りつけることは不可能。動画を見たいじめっこ達や周りの子達も倒れたり急に叫び出したりして、集団パニックのようになってしまった。そして、その状態を撮影していた人がいて、Kさんから映像を見せてもらう。

映像には、そこかしこに倒れるて頭を抱えて苦しんだり、叫び出し錯乱する子供達が映る中、階段の上に立って見下ろしている少女の姿があった。その服装は死の直前にRさんが着ていた服に似ていた。20人以上の子供が過呼吸を起こし、内10人以上が病院に緊急搬送された。

謎は深まる。誰が動画を送ったのか? 何故Rさんの動画を悦子さんが持っていたのか? 未だ解明されない変化する顔の正体は? 

シリーズ監視カメラ 二階の和室

インターネット上にあるとあるサイトで無断で配信されていた監視カメラの映像。

海外のサイトで無線で飛ばしている監視カメラの映像の電波を受信して配信していた。監視カメラは、パスワードを設定せず初期設定のままでは、誰でも受信できてしまう。投稿者は日頃からこのサイトを見ていて、気になる監視カメラ映像を見つけた。民家の和室につけられた監視カメラ。

電気の付いていない和室の中。襖に不気味な影が映る。最初は人のようだったが、不気味に蠢き、消えてしまう。他にも、カメラの前で蠢く姿も捉えられていた。

サイトには監視カメラが置かれている場所の位置情報まで記載されていた。取材班はその家に向かった。家の住民にドキュメンタリー映像を撮っていると言い、監視カメラの映像を見てもらう。家人は自分の家だと証言。亡くなった夫が、好きだった部屋にいるんじゃないかと思い取り付けたと言う。影が映っていることは知っていた。

奥さん、影が旦那さんだと信じているようでしたが、あの蠢き方は不気味。得体の知れないものとしか思えないんですが。死んだ旦那さんの姿だとほのぼの見ているんだと思ったらちょっと怖い。旦那サンダとしたら、成仏してないんですね。まあ奥さんが幸せならそれでもいいのかな。

カメラ機能

ライブフォトという携帯電話のカメラ機能を使って撮影した映像。ライブフォトとはシャッターボタンを押した前後1.5秒合計3秒の動画を音声を含め記録する事が出来る機能。静止画を連続撮影した、動く写真のようなもの。投稿映像は合計15枚の写真で構成されていた。

投稿者に話しを聞くと、東京で部屋を捜す際、東京に住んでいた同郷の友人Aさんに会い、別の友人に送るためにその様子を撮影していた。

いくつもの映像にカメラの前にオレンジ色の光が現れていた。光はAさんの映っている写真に写っていた。一枚は、Aさんの背後にオレンジ色の光の中、人の顔のようなものが写っていた。Aさんは以前から自宅でラップ現象や金縛りにあっており、写っていた顔に心当たりがあった。1年くらい前から逆恨みをされている人物に似ている。その人物の生き霊なのか? Aさんは怖くなり、会社も辞め、地元に戻ってしまった。

オレンジ色の光が写るのは危険だと言うのはよく聞きますが、光が写っているだけなら、見てるこっちは怖くない。写っていた顔も、特に気持ち悪くもないし、見てても怖くはありませんでした。

続・おくりもの 後編

Kさんは、呪いのビデオに映っていた薫さんがRさんのお母さんに似ていると証言した。モザイクかかってるのによくわかるなぁ。Rさんの家族は自殺後すぐ引っ越してしまっていた。再婚した継母が2010年、Rさんの家に住み始め、その後Rさんに奇行がみられ、2011年春頃からいじめが始まった。由美ちゃんも薫さんがほんとうのお母さんではないと言っていた。本当に継母なのか?そして偶然なのか?

取材班は薫さんに確かめるため、直接磯崎家を訪ねる。家には電気がついておらず、真っ暗。呼びかけるが返事はない。ドアには鍵がかかっていなかったため、中に入る。薫さんの姿はなく、2階にあがり、由美ちゃんの部屋を見るが、由美ちゃんもいない。その後、何度か訪れたが、2人の姿はなかった。

投稿者香澄さんから、薫さんは茂さんの再婚相手であり、由美ちゃんの継母であったことを知る。2015年夏頃薫さんが磯崎家に住み始めた。磯崎薫とはいったい何者なのか、取材班は振り返る。

2010年春頃、F家に入りRさんの継母となる
2011年春頃、Rさんの様子がおかしくなる
2011年9月、Rさんが自殺
2011年10月、行方不明
2015年春頃、磯崎家に入り由美ちゃんの継母となる
2016年9月、上司の近藤さんと交際する
2016年12月、茂さんの様子がおかしくなり、薫さんに暴行
2016年9月、薫さんの浮気相手と思われた近藤さんから、薫さんから誘惑され、お金まで貸していたと聞かされる
2017年2月、娘の由美ちゃんの異変が始まる。
2017年4月、由美ちゃんがスタッフの寒川を襲う。薫さんは外出していた。

寄生蜂が宿主に卵を忍び込ませるように、薫さんは、他人の家族に侵入しているかのようである。

茂さんと同じ会社の香澄さんの夫が茂さんの実家の連絡先を聞いてくれ、取材班は実家を訪ねる。茂さんの父親茂文さんに会うと、そこには由美ちゃんの姿があった。5月末頃、由美ちゃんから電話があり、迎えに来て欲しいと言われた。薫さんが由美ちゃんにそう指示したと言う。茂文さんは薫さんの存在すら知らなかった。茂さんの前妻は由美ちゃんが幼い頃に病気で亡くなっていた。由美ちゃんは、誰かの声がして、自分で動きたくないのに動かされている感じだったと話してくれた。現在は由美ちゃんの奇行は続いていなかった。由美ちゃんは寒川に助けられたと話していた。これってどういう意味?

悦子さんから始まったと思われていた事象だったが、全ての謎の矛先は薫さんに向けられた。薫さんもあの顔の意志に操られていたのだとしたらその意志の起源はいったい?

2017年7月に投稿映像が送られてきた。小学校の母親参観らしき様子の映像で、子供が母親を前にして母親の絵を描いている。一人の男の子の顔があの不気味な顔に変わっていた。その少年の母親は薫さんだった、らしい。心して見て欲しいと言われてもモザイクかかってるし、薫さんなのかさっぱりわかりません。

前・中編まではいい感じの話しでしたが、後編になって、突然お話の方向が変わって、結局謎のまま終わってしまいました。盛りすぎて収拾がつかなくなってしまったというような感じ。せっかくの夏の三部作、どう収束するのか楽しみにしていたのに、肩すかしでがっかりです。増員したスタッフも舞木が変な人って印象は残ったものの、他2人はまったく生かされてない。スタッフの寒川が処女だとか、だいたいなんで舞木が言い切るのか。意味分からない。いじめ?いじめなのか?で、豹変した寒川に舞木が襲われるんですね。

由美ちゃんが寒川に助けられたと言ってたこと、寒川にキスしてからすぐ嘔吐していたことから、もしかしたら、寒川は特別な力を持っているのかもしれません。だったら今後が楽しみなんだけど。

百歩譲って寒川が処女だとしても、処女なら母体になり得ないというのなら、茂さんは?男だよ。母体になりえるはずもなく。ラストの子も男の子だったし。そもそも「母体」ってなんだ?やっぱり宿主という考え方が妥当な気がする。

薫さんが全ての元凶で終わらせるのはあまりに無理がありすぎ。事の始まりである悦子さんの存在は必要ないどころか、混乱の元。キスで移るならまず夫である茂さんに行き、それから悦子さんに行くのが妥当だと思う。

仮説として、まずRさんには「モッカ」の話しをし、いじめた相手に復讐するために自殺させ動画を送りつけた。茂さんと再婚してからは、悦子さんからいじめの相談を受けていた茂さんからその話を聞き、Rさんの動画を悦子さんに渡した。その時、薫さんが悦子さんにキスをして「モッカ」について説明し、悦子さんは自分をいじめていた先輩を死に追いやった。そして、薫さんの浮気で悩んでいた茂さんに悦子さんがキスで力を送った。悦子さんが茂さんにキスをしたのが先輩の死の後だったので、悦子さんから茂さんに力を渡したとしか考えられず、キスで移るということを知っていたことから、薫さんが悦子さんにキスをしたとしか考えられませんでした。やっぱり悦子さんの存在は不要な気が…。薫さんはそのことは知らなかったのでしょう、予定外に茂さんがおかしくなり、自分を殺そうとしてきた。でもその後は予定通り近藤さんを襲ってくれた。茂さんと悦子さんはRさんのように「モッカ」になるためどこかで自殺。標的は由美さんに移ったが、香澄さんが映像を投稿し、スタッフが張り付いてきたため、予定通りにいかず、行方をくらました。不気味に変わる顔はトランス状態になったときに取り憑いたなにかが姿を現した瞬間か、憎しみの念がああいう形で現れたか。薫さんの目的は、人助けなのか、混沌をまき散らすことなのか。呪いの伝道師?もう何が何だがさっぱりわかりません。ほんと、こういうのは勘弁して下さい。

悦子さんのもう一つの可能性として、Rさんの動画を送られた相手の関係者だった、とか、呪いの動画として出回っていたのを手に入れ、復讐のため、自分なりに「モッカ」について調べて力を手に入れた、ということもあるかもしれない。薫さんの知らないところで茂さんが悦子さんから力を手に入れて、その憎しみが、まずは薫さんに向かってしまった、とか。

由美ちゃんが無事なのは何よりでしたが、それにしても茂さんのお父さん。息子の茂さんは相変わらず行方不明。心配じゃないんでしょうか。由美ちゃんを放置せず、祖父の所に行くように指示した薫さん、悪い人じゃないような気がします。

5月末頃姿を消した薫さん。7月には別の子の母親になって、子どもは懐いてるようだったし、いくらなんでも早すぎない?と思ったけど、投稿されたのが7月ということだけで、いつ撮られたものかは分からない。もしかしたら、以前撮られたもので、子どもは薫さんの本当の子どもなのかも。あの子だけ、何でも無いときに顔が変化してた。なんかもう、ここまでくると、あの不気味な顔が伊藤潤二さんの書くキャラっぽいので、薫さんは「富江」っぽいなにかなのかとやけくそのように思ってしまいました。

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夏の3部作も終わりました。でも、世の中はまだまだ夏真っ盛り。今作は暑さを吹き飛ばすような映像もなく、3部作も消化不良。残念としか言いようがない。

見終わって、何が何だか分からなくなり、混乱して、うまくまとまりませんでした。

2017年8月 3日 (木)

REPLAY2 戦慄の心霊映像再現ドキュメント ネタバレ感想

Replay2

REPLAY2 戦慄の心霊映像再現ドキュメント、2017年8月の作品です。

これから御覧いただくのは、我々が入手した、この世のものならざる《何か》が映り込んでしまった映像である。だが、これらの映像はいずれも断片的で、それを見ただけでは、実際に何が起きたかを理解するのは困難である。また、取材を試みても、映像の撮影者や関係者が死亡、あるいは失踪しており、直接話を聞くことは叶わなかった。そこで我々は、当時の状況をドラマとして再現《リプレイ》し、現実に撮影された映像と組み合わせることで、怪奇現象の真実を明らかにするアプローチを試みることにした。 この映像をご覧いただけば、怪異が偶然に映り込んだわけではないことがわかるはずだ。

※この作品の出演者及び撮影者は、死亡もしくは失踪中です。

心霊映像を再現ドラマ化とか、何故か面白そうと思ってしまって借りてしまった。よく考えたら、この手の再現ドラマには散々がっかりしてきたこと、すっかり忘れてた。何だろうなぁ。暑さで頭をやられてしまったんだろうか。あまりに酷い内容。調べたらアルバトロスで納得。ちゃんと見てから借りないと。

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1.6階のエレベーター


何者かに追われているかのようにエレベーターに駆け込んできた男性。5階のボタンを押すが6階に着いてしまう。男性が外に出ると、エレベーターの中にうつむいた女性の姿が現れる。その後男性は行方不明。6階には数年前孤独死した女性が住んでいたとのこと。

エレベーターに一瞬女性が現れるだけの月並みな映像でした。ドラマはひたすら退屈。

2.ストーカー

ゴミ捨て場に捨てられていたスマホに残っていた映像。女性をストーカーしている撮影者。背後から女性を撮影しているストーカー。立ち止まった女性が後ろ髪をかき上げると、後頭部に目が現れる。

後頭部に現れた目は貼り付け合成のようでいまひとつ。いい感じのシチュエーションだったので、自然な感じの目だったら怖かったかもしれない。

3.自己啓発セミナー

自己啓発セミナーの授業風景を撮影したと思われる映像。横暴な教師の首に受講者がボールペンを突き刺す。その背後の壁に歪んだ顔が映り込む。

わかりやすいし、歪み具合もいい感じなんだけど、恨みがあるならもうちょっと鬼気迫る表情で出てきてほしいなぁ。

4.絵馬

女性の部屋でストーカーの男性が女性を縛り襲いかかろうとすると、突然電気が消え、暗視モードのカメラに、白い服の女性が映り、襲いかかってきた。映っていた男女がどうなったかは不明。この部屋の前の住人は奇怪な神を信仰していたとのこと。

このドラマも退屈。ベッドの下から出てきたストーカーが気持ち悪かった。実際の絵馬がドラマのように普通に神社の絵馬だったのか、映像には映ってないので不明。映像の男女がいないのなら、絵馬があったのかも不明だと思うのですが。なぜ題名が絵馬?部屋に残っていたのならそれも見せて欲しかった。奇怪な神を信仰していたなら、絵馬じゃなくても、もっと別の禍々しいものが残っていそうなものですが。

5.地下アイドルの動画配信

ある地下アイドルの動画配信の映像。配信中、卑猥なコメントが続き、無視していると、「殺す」と連投してくる。無視して配信を終えようとすると、映像が乱れ、画面に血しぶきのようなものが飛び散る。数週間後地下アイドルは飛び降り自殺をして死亡。死の数日前から原因不明の頭痛に悩まされ、死体の頭部はザクロのようにはじけていた。

ナレーションでは映像でザクロのように頭がはじけたと言っていましたが、それほどのものではなく、血しぶきがびしゃっと飛び散ったくらいにしか見えません。女の子、しゃぺってるし手振ってるし。

6.恋人

映画サークルの恋人同士が刀を持って戯れている映像。彼女のかけたサングラスに泣き叫ぶ赤ん坊の顔が映り込む。彼女は前の彼氏との間に出来た子供を堕ろしていた。この映像を撮った後、彼女は奇妙な言動を繰り返すようになり、2人は別れてしまう。

何言ってるか分からないし、画面はモザイクだらけ。子供の顔はよくわかりましたが、こういうのに映る赤ん坊ってどうして少し育った姿で出てくるんだろう。目も開いてるし。

7.歩道橋の女

幽霊が出ると言う噂の郊外の雑木林に、肝試しに来た男性が撮影した映像。暗闇の中、素手で地面を掘っている女を発見。近寄って声を掛けると、女の背後に、帽子を被りコートを着た女性の霊の姿が映る。女が掘っていた穴からは白骨化した女性の死体が発見され、ひき逃げされた女性のものだと警察に証言した。

これもドラマは退屈。実際の映像の霊の姿はやっぱりインパクトがなく、不発。映像には全く映ってないお兄ちゃんのほうがメインとか、意味がわからない。

impact

全体的に目新しさもなく、ドラマも怖くないし、みどころはまったくなし。出演者及び撮影者は、死亡もしくは失踪中っていうのは盛りすぎ。心霊映像の方はともかく、ドラマのキャストやスタッフになにかあったとかじゃないだろうし。映像の投稿者や出てる人がどうこうって言うのは良くあることだし。ほんと、だまされた。夏の暑さのせいということにして忘れてしまおう。

2017年7月22日 (土)

サイレント・ハウス/SILENT HOUSE ネタバレ感想

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サイレント・ハウス、原題:SILENT HOUSE、2011年のアメリカ映画です。

ウルグアイ発のホラー・サスペンス「SHOT/ショット」のハリウッドで完全リメイク。

人里離れた湖畔の別荘へやって来たサラと父親ジョン、そして叔父のピーター。3人の目的は、今はほとんど使われていないこの家をリフォームして売却するため、状況を調べることにあった。すっかり荒れ果てた家の中を探索する中、サラは不審な物音を耳にする。長年放っておいた間に、誰かが入り込んでいたのかも、と不安に駆られるサラ。やがて、父ジョンが何者かに殺されかけ、次にピーターまでもが襲われて……。

WOWOWでやってたので、ホラーっぽいからとりあえず録画したのを見ました。

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別荘を売却するために、家のリフォームと片付けにやって来たサラと父のジョン。そして、ジョンの弟である叔父のピーター。家はネズミが配線を囓り、電気がつかない。ランプを手に真っ暗な家の中、状態を確認していると、サラを訪ねてソフィアという女性が現れる。子供の時に一緒に遊んだというソフィアだが、サラには覚えがなかった。ソフィアはまた来ると帰っいった。

叔父のピーターが帰り、家にはサラとジョンの2人だけのはずなのに、2階から物音がする。調べるが、ジョンが動揺したポラロイド写真が数枚あった以外異常はない。ジョンは子供部屋らしき部屋を片付けをするようにサラに言うが、自分の物じゃないからとやる気のないサラ。手伝いに来なかった者の物は捨てていいと言われ、サラは部屋の中のものをゴミ袋に入れていく。ジョンは1人別の部屋を調べに行った。

しばらくは、会話を続けていたが、突然大きな物音がし、呼びかけてもジョンからの返事がない。怯えるサラ。ランプを手に父親を捜しに行く。家の中には2人以外の人の気配がある。怖くなったサラは外に出ようとするが、入口は鍵がかかり、出られない。窓も厳重に封鎖されていた。外に出られず、家の中を調べると、ジョンが倒れているのを発見。顔に傷があるようで、出血し、意識を失っていた。父が持っていた鍵を手に助けを呼びに行こうと入口に向かうが、鍵が違う。地下室?には何者かが寝起きしていた痕跡があった。そして、何者かに追われパニックになりながらやっと鍵の合う錠が掛けられた扉を開けて外に飛び出した。

道に出たサラは少女の姿を見つけるが、ピーターの車に遭遇。少女の姿は消えていた。ジョンを助けるため、再び家に戻った。1人車に残ったサラだが、トランクが半ドアで、誰かが車に進入してきたので、車から出て、家に逃げ込んだ。家を調べていたピーターはジョンが見つからないと言う。一緒にジョンが倒れていた場所に行くと、血だまりはあるが、ジョンの姿はない。ジョンを捜すが、ピーターも襲われてしまう。再び暗闇の中、ランプを失ったサラは、ポラロイドカメラのフラッシュの中、少女が近づいてくるのを見る。

突然、部屋の電気がついた。ピーターを引きずっていく男の姿や、あの少女と、少女に話しかける男の姿を目にする。隠れ場所から出ると、そこにはソフィアの姿があった。父親は椅子に拘束され、ピーターも倒れている。ソフィアの仕業だと思ったサラは彼女に鋏で切りつけた。ソフィアが自分を傷つけるの、と言うと、ソフィアと同じ傷がサラにもついていた。ソフィアがサラが自分の物じゃないと言っていた箱を渡し消える。中には数枚の写真。

全てサラの仕業だった。これまでの事は全てサラの幻覚。少女はサラの幼い頃の姿。父親は幼いサラに性的暴行を加え、ポラロイドカメラで写真を撮っていた。ジョンの拘束を解くと、現実のジョンは相変わらず暴君で、ベルトでサラを鞭打った。ピーターが止めるが、ジョンの行為を止めずに笑って見ていたと言うジョン。ジョンの注意がピーターに向くと、サラがハンマーでジョンを殴る。何度も殴ったあと、命乞いをするピーターを置いて、サラは家を出て行った。

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ストーリーとか、あってないような感じの内容のない映画でした。まったく前知識なく、とりあえずホラーということなので録画してあったのを見たのですが、とにかく、心霊物なのか、クライム物なのかわからない。突然異変が始まりますが、画面が終始真っ暗なので、何が起こっているのか全くわからない。ヒロインが恐怖に怯えてビクビクしながら逃げ回っているだけ。怪しい侵入者の存在を匂わせますが、そうかと思えば、明らかに生きた存在じゃないだろう少女の姿が現れたり。で、結局全部ヒロインの幻覚でした、って言うあまりに酷すぎるオチ。夢オチと妄想オチはなんでもありで、なんにも残らない。よっぽど内容が濃くて、引き込まれるような映像や内容ならいいのですが、今作は、映像が真っ暗、ブレアウイッチみたいにヒロインが怖がってるだけだったので、すごく退屈。

いったい、どこから幻覚だったのか?多分最初からずっとそうだったんでしょう。優しい父親なんていなかったんでしょうから。

自分の物じゃない子供部屋の荷物、訪ねてきた幼なじみ、ノックされたが誰もいない、地下室の誰かがいたような痕跡、まるで幽霊のような少女。変な伏線があったけど、結局全部幻覚で片付けられてしまいました。

ソフィアがなんなのかまったく説明がない。虐待されたサラのもう一つの人格という事なんでしょうが、サラが二重人格というような描写もないし、なら、最初から存在がなくても全く問題なかったのに。なんでソフィアの存在が必要だったんでしょう。オリジナルの「SHOT/ショット」にヒントがあるんでしょうか。

性的虐待の描写も中途半端で写真も分かりづらく、そうなのかなぁ、くらいしか思いつかなかったし。とにかく、なにもかも中途半端。加えて真っ暗。重ね重ね残念な映画でした。

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